適応障害克服専門カウンセラーの大島まさあきです。
息子が通う小学校では
インフルエンザが大流行しております。
この時期、外出後の手洗いうがい
とっても大切ですね。
本日は、過去のことで
後悔している方に向けての
お話です。
相談者さんの中には
過去の自分の愚かな行動や
選択を後悔したまま、
悩み続けている方がいます。
例え話をひとつしますね。
とっても欲しかった
スマートフォンを
ようやく購入した。
喜んでいたのもつかの間、
翌日に同じ型の新製品発表があった。
恐らく多くの人が
「1日購入を待っていれば良かった」
と後悔するように思います。
しかしこの後悔は、
事前に新製品発表がある可能性を
予測していたにも関わらず
購入した場合に起る後悔のハズです。
しかし、スマホを購入した時点では
新製品発表があるかもしれない
という予測は全くしていませんでした。
にも関わらず、
我々は結果を知ってから
後悔してしまいます。
これを「後知恵バイアス」といいます。
我々は、物事が起きてから
それが予測可能だったと考える
傾向が強いようです。
政治評論家や経済評論家が
結果がわかってから
ドヤ顔で自分の予測
どおりだったと解説するのも
後知恵バイアスによるものです。
我々には結果がわかった後になって、
無意識に自分の中で辻褄を合わせて、
その結果や原因を推測したり、
理解しようとする思考の癖があります。
我々が過去に後悔して
悔まれる行為や選択も
全く同じです。
結果がわかった今だからこそ
過去には考えもしなかった
要因や兆候を、
把握できていたかのように
考えてしまいます。
過去に何度戻ったとしても
当時の我々は、
全く同じ選択、行動を
取り続けたハズです。
過去に行った選択や行動は
全く回避できる
余地が無かったのです。
私にも心当たりがあります。
息子が食事中にコップの水を
こぼした際、
「だから注意しなさいって言ったでしょ?」
とつい言ってしまいます(笑)
私が本当に予測できていたのなら
コップがこぼれないよう
事前に移動させていたハズです。
過去、自分が行った選択や行動で
後悔していることは
当時予測や回避が出来なかったからこそ
起った当然の結果です。
我々が後悔しているのは
「後知恵バイアス」による
脳の錯覚なんですね。
特に就職や結婚、離婚といった
人生を大きく左右するような
選択に後悔している場合、
我々はより強く「後知恵バイアス」の
影響を受けているように思います。
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適応障害・社会不安障害克服専門カウンセラーの大島まさあき